一般
これまでの研究活動
LINEトーク上で子どもの安全に関する確かな情報を手軽に得るためのLINEボットを開発した。過去の事故事例をカード形式(カルーセル)で提示しその予防法等を外部サイトへのリンクで誘導して示すことができる(下図)ほか、クイズ形式でユーザがボットとインタラクティブにやり取りすることにより事故防止の的確な知識を得ることができる。頻発事故などの最新情報をプッシュ形式で受け取ることも可能とした。ユーザが書いたメッセージは記録されるため、分析をおこなうことで各ユーザの属性(どれくらい積極的か、子どもの年齢、日々の生活でよく遭遇する場面、など)を推定することも可能である。開発したプロトタイプを保育士、保健師、看護師、小児科医に試用してもらったことで、システムの提示情報の種類についての改善提案が得られた[1]。
[1] 喜多敏博, 北村光司, 子ども安全に関する情報のLINEボットによる提供・収集・分析, 日本教育工学会2021年春季全国大会論文誌, 2021